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こんにちは、魚谷です。今日は数学(算数)の成績があがるとっておきの方法をご紹介しましょう。その方法はとても簡単。途中式などをきちんと「書く」習慣をつけることです。たったこれだけ?と思いますよね。しかし、日々授業をしていると「書く」ことが徹底できないため伸び悩む子が驚くほど多いのです。
一体なぜ「書く」ことを嫌がる子が多いのでしょうか?当塾で聞いてみたところ次のような声があがりました。
- 文字を書くのに時間をかけたくない。その時間に一問でも多く解きたい。
- 暗算が得意だから、わざわざ書かなくてもよいと思う。
- 答えがあっていればよいと思う。途中式はなくても問題ない。
頭の回転が速く理解力が高い子に限って、「書く」事を疎かにしがちなようです。確かに、単純な問題であれば暗算の方が適したケースもあるかと思います。しかし、問題が複雑になるに連れ、処理能力の高い頭脳をもっていても処理しきれなくなります。また、答えを出すまでの過程も採点対象になってくるので、早期の「書く」習慣づけを当塾では推奨しています。
「書く」習慣のない子には次のような事が起こりやすく、算数に苦手意識をもってしまうようです。
- 頭の中で数字の処理をしているうちに、今何をやっているのかを忘れてしまう。
- 間違えた時にどこでつまずきやすいのかを振り返る事ができず同じミスを繰り返す。
一度苦手意識をもつと、そこからの克服は非常に困難です。そこで当塾では子供達に無理なく「書く」習慣をつけるべく、日々次のように指導をしています。
- 書くことのメリットをわかりやすくくり返し伝える(書けば頭の中が空っぽになって次の考えに集中できるよ、など)。
- 答えに到達するまでの経緯を子ども自身に説明させ、書くことの必要性を自ら理解できるよう促す。
「よく分かっているはずなのに点数が取れない」と思う時は、是非ご家庭でも解いた後に式が残っているか見てあげてください。